末路

結果こうなった。チラシの裏の読書感想文。

現実逃避は現実直視

今回読んだ本:うつヌケ/田中圭一

最近、YouTube筋肉少女帯をずっと見ているのと、精神科医の「ゆうきゆう」さんの件でTLがにわかに色めき立っているので、ふと読み返して見た。

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大槻ケンジさんのアドバイス
一、心の故障を直すくらいの気持ちでとりあえず病院へ行く
二、性格も含めて自分を変えるよう行動してみる
三、つらいのは自分だけじゃない。克服した人もいることを認識して情報を集める(ネットより本がいい)
四、時間を経ることが「薬」になる。つらいのは今だけ、時が経てば、そのうち「いい人生だ」「楽な人生だ」と思える日が来る
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精神科医・ゆうきゆうさんの話
・悩みは「なくそう」と思うとかえって多くなったりもします。
・「悩み」とは例えるなら真空掃除機と同じで、空虚(真空)な心は悩みをどんどん吸い込みます。それを止めるためには「ペットを飼う」とか「アイドルにハマる」とか新しいことを始めるといいです。
・そうすることで悩みの面積を相対的に小さくするんです。
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本文の中でも、大槻ケンジさんが、新しい趣味として始めたプラモに熱中して、どん底を回避した話が載っています。要は、うつの原因が起きているその場から「物理的」もしくは「精神的」に離れること。これが、ひとつの対処方法のような気がしました。うつは「生真面目な人がなる病」と言われることがあります。うつになるきっかけは、三者三様ですが、生真面目な人はその原因を解決しようとする。根本が解決できなければ、また堂々巡りと考えて、その物事に真正面から取り組もうとする。生真面目に。そうしてドンドン自分を追い込み、正常な判断をできなくしている。自分の手で。繰り返しになりますが、その場から離れるというのは、決して不真面目な行為ではなく、自分自身を大切にするという、謂わば真面目な行為(自分と本気で向き合っている証拠)なんではないでしょうか。現実逃避は逃避じゃない。向き合っているのだ。よくやっているのだ。と。自分を大事に。