末路

結果こうなった。チラシの裏の読書感想文。

変化は常に。

今回読んだ本:人生を変えるレッスン/ラフェエルジョルダノ

 

周りの環境の変化になかなかついて行けず、自分自身を変えたいと思っていました。でも、いざ自分と向き合ってみると、脈々と積み上げられた“自分”がとても大きく、固く、強く根付いてしまっているため「自分は一生このままなのでは」と、ある種の絶望感に捉われてしまった時に読んだ本。

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・きみ自身の人生を変えられるのは、ほかでもないきみだけだ。きみしかいないのだということを。あらゆる変化の起点はきみでなくてはならない。

・私だけが、私の人生と幸せに責任がある
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そうだった。変えたいという思いを持ち続ける反面、心のどこかで「我慢していれば、いつか状況が変わるはず。」と考えていた(感じていた)。変化を人任せにしていた。黙っていても変化は起きる。それは、周りの人達が、彼らの意思と責任によってもたらされる変化であって、決して私のためではない。私を変化させてくれるものではない。この言葉通り、誰も私の人生の責任をとってはくれないのだ。自分の人生に責任ある行動をとるため、自らが起点となって変化していかないといけない。


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・SMARTの法則
決意はSMARTでなくてはならない。S(具体的[Spécifique])、あいまいではダメだ。そしてM(測定可能[Mesurable])、今回でいえば目標を達成するためには最低でも四キロだね。次にA(実現可能[Atteignable])、無理なくできる範囲でなくてはならない。実現できるように達成可能な目標に細かく分けること。手が届くわけがない星みたいな目標はNGだ。そしてR(現実的[Réaliste])、モチベーションを高く保つために、目標は条件と能力に釣り合っていなくてはならない。最後にT(期限[Temps])、タイムリミットを決めること。

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自らが変化の起点となる事、しかし、やみくもに、漫然と変化を求めてはダメだ。長期中期短期のタイムリミットに対して目標をもって、それぞれに向けて具体的なゴール設定をし、こなしていく。継続的なアクション。変化は、(劇的な感動体験を受ける以外は)急には起こらない。変身ではない。徐々に状態が変わる変移なのだ。今まで積み上げてきた自分を、時間をかけて削り、時には塗り固めながら新しい自分を作り上げるというイメージ。

変化のきっかけは、いつでもいい。自分が覚悟した、その時が変化できる時なんだ。いま、自分はありがたい事に、環境を変えてもらっている。それは自分が望んだものではないが、住む環境、やる事などがガラリと変わった。チャンスだ。自分と向き合いながら、環境の変化に馴染みながら、自分を自分が望む方向に自発的に変える、変わらないといけないと気づかせてくれた、今がチャンスだ。


※その他、読んで気になったところ。
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・変化とは、内側からしか開かないドアのようなものである。

 

・持続的に人間の心にいい影響を与えるのは、結婚でも宝くじでもなく自然なのだ。だから落ち込んだときは、こうして緑と触れ合うのがいちばんなのだ

 

・中国の諺も言っているよ。大きな幸せは天からやってくるが、小さな幸せは努力によって成るってね

 

・誰にでもいいところがあるものだ。仲良くなればわかる。すぐに判断を下してはいけない。一目見ただけで先入観をもたないように。あまり好きではない人にもあえて近づき、その人のことを深く知るようにしよう

 

カミーユ、時間をかけて忍耐をもって取り組めば、桑の葉もいずれ絹になると信じなさい。仕事も課題も一つひとつ集中して続けるんだ

 

・私は少しずつ幸せを形づくるものをつかみはじめていた。幸せの秘訣は、恋人や家族や仕事など、どんなことに対しても主体的に取り組むことなの

 

・覚えておきなさい、カミーユ。周囲の人の意見に左右されてはいけない。周囲の声に振り回されてはいけない。やる気を奪われてはいけない。きみを愛している人でさえ、ときには自分の恐れや疑いをきみに押しつけることがある。自分に悪い影響を与える人が誰かを知り、そういう人たちの懐疑的な見方に感染しないように心がけるんだ

 

・曲はイギリスのロックバンド、レディオヘッドの「ノーサプライゼズ」。誰でも自分らしい人生を生きることができるという歌詞